オーストリアで第一子出産のおもひで(後編)
こんにちは、サラダ納言です。
前回に引き続き、オーストリアでの出産にまつわるおもひで<後編>をお送りします。
長くなるかなと思って前後半わけてみましたが、よく考えたらあとは産まれるだけでした。(笑)
でもいろいろあったような気もするので、思い出しながら早速書いていきたいと思いマンボ!!!!ウ~~~~~~~?!?!(逆)
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5月某日 AM3:30以降 ※もう時間を確認する余裕すら無かったから、覚えてないよ!☆
痛みレベル:腰が痛い。夫の手にメリメリ爪を立てまくれば何とか耐えられるくらい
病院入口でPCR検査をしていた夫が、ひと足遅れて分娩室に到着!その頃には、既にかなり短い間隔で陣痛が来てました。
痛みの程度としては、立ち会ってくれている夫の手を握って、それはもうメリッメリのメッリメリにめちゃくちゃ爪を立てまくればなんとか耐えられるくらいでした。グギギギギギ
#全てが終わった後、夫の手の甲が生傷だらけになっていたことは言うまでも無い #なんなら今でも少し傷跡残ってる #もうしわけなすび🍆
痛みの逃し方について、
夫のおててメリメリに加えて、私の場合は「いっだァーーーーーい!!!」と声を出した方が、痛みが和らぐタイプでした。
産む前は、人前で取り乱して叫ぶとか恥ずかしてれてれ丸///可能な限り静かに産みたい所存///とか思ってましたが、
いざ本番となると恥を捨ててワーワー叫んだ方が痛みが飛んでく感があることが判明!!※私の場合
そして、痛みがきた時にとりあえず叫ぶと、叫びながらも頭の片隅で(いや、実際そこまで叫ぶほどの痛みか?そうでもなくない?)と、どこか冷静に痛みの程度を客観視できる感じがして
なんか…
なんか良かった🤗☆(語彙力
AM3:30以降
ワーワー言ってたら、助産師さんが笑気ガスを吸わせてくれた!神!
陣痛が来るたび叫んでいる私の様子を見ていた助産師さんがひとこと。
👱🏻♀️"Nehmen Sie Lachgas?" ( Lachgasを使う?)
(ラハガス…?? ラハガス……???
ガシャコンガシャコンガシャコン (脳内でシナプスが繋がる音)
……!!!!!!💡💡💡💡
Lach(笑い) Gas(ガス) !!!
笑気ガスだ!🤯)
※笑気ガス…吸入タイプの麻酔。リラックスした状態になり、不安感や恐怖心を和らげる効果があるらちい
そして迷わず吸わせてもらった感想。
笑気ガス、サイコーー!!!(笑)
ゴムかシリコンみたいな素材でてきた密着性の高い酸素マスクみたいなものを口に装着して、ガスをシューシュー吸わせてもらうのですが
吸い始めるなりすぐ 頭がフワフワーっとほろ酔いのような状態になり、陣痛の痛さは変わらずとも気持ちが少し落ち着いて、リラックスできました。痛いけど。😂
そして何よりも、ゴム製のピタッとしたマスクで口を覆うため声がマスク内でくぐもって、ギャーギャー叫んでも煩さがかなり軽減されるという嬉しい誤算が!!
お陰で心置きなく叫べたよね!!笑
ちなみに私は必死すぎて覚えてませんが、笑気ガスのマスクはずっと夫が私の口に押さえつけてくれてたらしいです。いま横からアピールしてきました。その節はありがとう(笑)
AM3:45頃?かな?多分☆
まさかの子宮口全開&旋回異常も治ってた
内診してもらうと、前回の内診で4㌢だった子宮口がたったの1時間足らずで全開(10㌢)になってました。
しかも旋回異常も治ってたらしく、もういきんでOKの状態に。
誕生はまだまだ先という見通し&和痛分娩不可で完全にブロークンハートしていた納言に、これは突然の吉報!!キポーーーーーーッッッッッ
助産師さんも、
👱🏻♀️「ナゴーーン!!Gute gemacht !! Gute gemacht !!」納言!!よく頑張ったわネ!!
と言ってくれて素直に嬉しかった🥹🫶 ※実際はもちろん本名で呼ばれてます笑
まあ私はギャーギャー叫んでただけなんだけど🥹🫶笑
そこから先は、とにかくいきみ倒すフェーズに。
👱🏻♀️「陣痛が来たら、シーベンしてね!」
納(ん?シーベン?? いきむはドイツ語で"pressenプレッセン"だよね?)
👱🏻♀️「シーベンシーベン!!シーベン!」
納(???)
👱🏻♀️「ほら今!シーベンシーベン!!」
納(あ、これいきむって意味ぽいな)←ここでやっと気が付く
「いきむ」ことはドイツ語でpressenプレッセンだと予習していたのですが、schiebenシーベン(押す)という単語も同じくいきむという意味で使われるようでした。
そうと気付くまで、いきめいきめ言われてもボーッとしてた…笑笑
schiebenがいきむことだと判明してからは、そこから産まれるまでノンストップschieben!!🔥🔥🔥
陣痛が来るたびに
👱🏻♀️" Schieben schieben!!! Mehr mehr mehr mehr !!!“ いきんで!もっともっともっともっと!!!!
と大声で言われながら、死ぬ気でいきみまくる納言🔥
そして、私の足を支えてくれたり手を握って励ましてくれる夫!!🔥
出産って、助産師さんに「ハイ息吸って〜〜〜!止めて〜〜〜!ハイいきんで!!!」みたいな感じで休憩ポイントもアシストしてもらいつつ産む…のかと思いきや、
私の場合はとにかくいきむことだけを指示されて、休憩タイミングの指示はほぼありませんでした😂ノンストップ&エンドレスschieben😂笑
それにしても、
大学まで体育会系の部活に入っていたし、筋力体力には自信があった……そんな私でも
こんなん絶対出るわけないって!!物理的に無理!!人体の構造ミスってる!!😂
と思う程には、赤ちゃんを捻り出すには相当な力が必要でした。笑
そうして何度か死ぬ気でいきんでいるうちに、一応ちゃんと娘は降りてきてたみたいで、頭がほぼ出かけているところまで来た模様!!
そのタイミングで助産師さんがパッと分娩台から離れ、分娩室のドアから廊下の方に顔を出し
👱🏻♀️" Geburts〜♪♪" (もう産まれるよー♪的な)
と、近くで待機していたであろう産婦人科の先生に歌うように声を掛けたのが聞こえました。
それを耳にした納言はワァァァァァァァもう産まれるんだヨッシャーーー😭😭😭と内心大歓喜。
あれは今思い出しても最高にワッショイな瞬間でした。#最高にワッショイな瞬間 #とは
そこからは産婦人科の先生も入室してきて、一緒にラストスパート!!最後までいきみまくり!!
そして…
AM4:30
無事に娘爆誕!!やっぴーーーー😆😆😆✨
窓の外が白みつつある明け方、病院に着いてからちょうど1時間半で元気な女の子が産まれました✨
へその緒は、手が生傷だらけになりながらもずっと一緒に頑張ってくれた夫が切ってくれました😆
娘はその後 助産師さんに連れられて、分娩室の一画で体を洗われたり頭囲や身長体重を計られたり(夫もそこに同行)。🛁
一方私は分娩台の上で、はちゃめちゃに裂けたお股を縫ってもらったりしてました。🪡
これが地味に痛かったですが、お医者さんは日本語がわからないのをいいことに、(無事に産まれた喜びに集中しろ…耐えろ…!!)などとブツブツ呟きながら痛みに耐えました。怪しい。(笑)
諸々の処置が終わったあと、気付けばお医者さんと助産婦さんは部屋から退室していて、🏃♂️🏃♂️
夜明けの薄暗い分娩室に残された私たちはそのまま30分程度そこで過ごしました。
出産はまるで一瞬の嵐のように過ぎ去り…
先程までのカオスとは打って変わって、早朝の静寂に包まれた分娩室で過ごす 初めての親子3人だけの時間……👨👩👧
めっっっっちゃ、寒かった🥶笑
分娩室が謎に寒すぎて、というか私自身寒気がしていたのか、感傷に浸るよりも寒さが勝る時間でした(笑)
胸に抱いているほっかほか娘でなんとか暖をとりつつ、待つこと数十分。
ようやく看護婦さんが迎えに来てくれたので、夫に支えられながら入院する部屋にヨロヨロと徒歩で向かう一行🐢
部屋に着くなりベッドにもぐりこみ、その時やっと気持ちがホッとしたのを覚えてます。
お部屋まで案内してくれた看護婦さんは、片腕には荷物を、そしてもう片腕には産まれたての娘をヒョイっと乗せて運んでいたのが、外国の病院っぽくて笑いました😂
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…
…いかがでしたでしょうか?#唐突なキュレーションサイト口調やめぃ
すみません、出産レポの結びってどうしていいかわからなすぎて。(笑)
私が入院した病院はパートナーも一緒に入院できたので、産後は父母子同室で5日間、家族3人でわいわいドタバタわっちょいわっちょいな入院生活を送りました🥹
そんなこんなで、初めての妊娠出産in海外がひとまず無事に終えられて本当によかったです。
はぁーよかった!!!(約半年経ってても、まだまだ新鮮な気持ちで安堵できるw)
コロナ禍だったにもかかわらず立ち会い出産をさせてもらえたこと、
そして家族3人で 慌ただしくも宝石みたいにキラキラした入院生活を過ごさせてもらえたこと、
本当に有り難く幸せなことだったなと…思い出すたびに感謝の気持ちでいっぱいになります🥹💎✨
入院期間や現在進行中の育児についても、また気が向いたら更新したいと思います♪
家族3人になったサラダ納言ファミリーもどうぞよろしくお願いします🧞♀️🧞🧞♂️
それでは今日はこの辺で。ちゅす(^з^)-☆
P.S.
ちなみに、娘が産まれた瞬間の納言の第一声は
「なんか出た気ぃする!!!!!」でした。笑
出産した瞬間、娘が出てきた瞬間に私が放った第一声が「何か出た気ィする!!!!」だったのが、思い出すたび悔やまれる。笑
— あかり🇦🇹 (@akarikaigaiyou) 2022年8月11日
何か、ってそれ娘だよ…娘以外の何物でもないよ…