納言家の食卓を支えるお肉たちを一挙公開
こんにちは、サラダ納言です。
本日はエイプリルフール(ドイツ語:Aprilscherz)ですね。
暇やし、在宅勤務中の夫に話しかける言葉の全てを嘘にして遊ぼうかと思いましたが、存外頭を使いそうなので行動に移すまでもなくやめました。
そんな訳で今日のテーマは「我が家がよく食べているお肉」についてです。地味テーマ万歳!
この記事では、オーストリア生活でリアルに日々食べているお肉の部位&そのドイツ語名&調理例をもうマジでちょっとした参考までに紹介します。
各部位のより詳しいドイツ語名を知られたい方は、「肉 部位 ドイツ語」でGoogle検索して、他のブロガーさん方のわかりやすい記事をご覧になることを推奨します🥰
目次
はじめに
海なし内陸国オーストリアでは、お魚よりもお肉の方が圧倒的に食べられています。
国民一人あたりの肉の消費量は年間90.8kg(2020年度、オーストリア統計局調べ)。この数値はEU加盟国27か国の中では上から7番目のようです。
ちなみに日本は年間50.7kg(2020年度、農林水産省 食糧需給表より)なので、皆さんかなりお肉を召し上がるんだなという印象。
お肉売り場はこんな感じ
前回の小麦粉もそうでしたけど、よく食べられているだけあってスーパーやお肉屋さんに並んでいるお肉も種類豊富です。
※通ってるお肉屋さんの公式サイトより拝借
対面カウンターの場合はこんな感じでお肉の塊が並んでいて、店員さんに希望のグラム数を伝えて切ってもらうシステム。
スーパーでは日本と同様に、予め300~500gくらいにパッキングされたお肉も売られています。
お店によっては豚肉牛肉鶏肉だけでなく、子牛のお肉などもあり種類がより多いうえに、対面カウンターの場合お肉本体と値札表示が離れてて、どれがどの部位かわからないこともたまにあります。😂
なので、慣れるまでは指差しで注文したり、予め欲しいお肉の名前を予習したうえでお肉を買いに行ってました。
指差し注文していた納言に降りかかった災難
早速余談ですが、以前お肉の外見だけを頼りに毎回指差しで「これください!」とオーダーしていた時期がありました。
ある日いつものようにお肉屋さんに行くと、運悪く閉店間際で全てのお肉が片付けられておりショーケースがからっぽ状態。指差しオーダーができないという若干の危機的状況に遭遇しました。
納「(オワタ…いつも買ってるあの牛肉の部位わからん。引き返そうかな)」
店「Hallo!何がほしい?奥から取ってくるよ。」
納「(アーーーー話しかけられちゃったよ。とりあえず行ったれ!)牛肉ください!!」
店「どこの部位?」
納「…………
わかりません!!!」
_人人人人人人人人_
> わかりません <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
当然、店員さんは困惑の表情を浮かべてました。(すみませんでした)
一瞬の沈黙の後、どんな調理方法で食べたいの?という質問をしてくださったので、そこからやりとりをして店員さんオススメの部位を買わせてもらいました。
納言家の食卓を支えるお肉はコレだ!!!
さて、やっと本題です。
我が家の場合ですが、こんな感じのラインナップでお肉を買っています。
鶏肉はスーパーでパックのものを購入し、牛肉と豚肉はお肉屋さんで塊肉1~2㌔を買ってきて家でスライスしてます。
◎豚肉(Schweinefleisch)
- 豚ロース肉(Schweinskarree)
- 読み:シュヴァインスカレー
- 薄切りで:生姜焼きとか豚しゃぶ、その他なんでも
- 厚切りで:とんかつ、味噌漬け
- 豚バラ肉(Bauchfleisch)
- 読み:バオホフライシュ
- 薄切りで:炒め物、お好み焼き、その他何でも
- 厚切りで:角煮
- 豚ひき肉(Schweinsfaschiertes)
- 読み:シュヴァインスファシルテス
- 単体で:餃子、麻婆豆腐、その他何でも
- 牛肉と混ぜて:何でも(雑)
- 豚ひき肉単体はスーパーであまりお目にかかれないので、お肉屋さんのカウンターでオーダーして作ってもらってます。
我が家は好みの問題でほぼほぼ買いませんが、肩ロース肉(Schopfbraten ショプフブラーテン)も脂が乗っていて人気部位のようです。
◎牛肉(Rindfleisch)
- リブアイ(Rib Eye Steak)
- 薄切りで:すき焼き、牛丼、炒め物など
- 厚切りで:ステーキ、焼肉
- ランプ(Rumpsteak)
- ステーキ一択
- 牛ひき肉(Rinderfaschiertes)
- 読み:リンダーファシルテス
- ハンバーグ、その他何でも
- グッラーシュ用お肉(Rindsgulaschfleisch)
- 読み:リンズゴッラーシュフライシュ
- カレー、ビーフシチューなど
- 赤身肉。圧力鍋で煮込むとおいちい。
さすがにもう少し部位にこだわって料理した方が良いかもしれないと、今これを打ちながら危機感を覚え始めました。(笑)
◎鶏肉(Huhn)
- ささみ(Hühner Innenfilet)
- 読み:ヒューナーインネンフィレ
- ささみカツ、その他何でも
- 鶏もも肉(Hühner Oberkeulen)
- 読み:ヒューナーオーバーコイレン
- 唐揚げ、照り焼きチキン、等々
- 鶏むね肉(Hühner Burst/Hühnerfilet)
- 読み:ヒューナーブルスト/ヒューナーフィレ
- 唐揚げ、油淋鶏
- フードプロセッサーで挽肉にしてつくねとか
- 手羽元(Hühner Unterkeuren)
- 読み:ヒューナーウンターコイレン
- 鶏ひき肉(Hühnerfaschiertes)
- 読み:ヒューナーファシルテス
- 限られたスーパーにしか無く、かつ近所のお肉屋さんでも対応不可なのでフードプロセッサーで自作することが多い
日本とは逆で、こちらでは鶏むね肉より鶏もも肉よりの方が安いです。ヒャホ――!!理由を調べたところ、諸説アリのようだったので割愛します(笑)
骨なしの鶏もも肉(Hühner Oberkeulen)は一応スーパーで買えますが、無い日も多いので、そんなときは潔く諦めるかお肉屋さんで骨つきのモモ(Hühner Keulen)を買って自分で捌きます。Get wild!!
ちなみにオーストリア(というか欧米諸国の多く…?)には、お肉の薄切りという概念が無いようです。売られているスライス肉は、一番薄くても厚さ1㌢以上はあります。
なので、日本のような薄切り肉が食べたければ、お肉屋さんのカウンターにて「紙みたいに薄くスライスしてください!!!」と懇願する(店によっては対応不可)、または自力でスライスする必要があります。
うちは近所のお肉屋さんが対応不可だった&薄切り肉を頻繁に食べるので、家でスライスしてます。
お肉スライスDAYSについてはまた別で記事にしようと思います。
むすび
今日のテーマは我が家でよく食べるお肉についてでした。この記事が、どこかの誰かのお役に立てれば幸いです☆
ではでは~~~~、ちゅす!!
P.S.
肉より断然魚派です。